NHKをはじめ、WBC (2009 ワールド・ベースボール・クラシック)のニュースが伝えられています.
国際的なイベントであるにもかかわらず、各局の扱いは、どうも自国のできごとだけを伝える傾向があります. 経費節減のためだけではなく、関心が自国にしか向かない、せまい愛国心のあらわれでしょうか?
日本のスポーツには、「必ず勝つ」とか、「必ずメダル(それも金)を取る」とか、「ベルトを取る」とか、特攻精神が抜け切らない、視野のせまさを温存・助長させる特徴があるようです.
WBCのA組(日本が含まれる)には、強敵の韓国があります. 強敵だけではなく、他のチームについても報道してこそ、面白くなります.
B組には、キューバ、メキシコが、C組にはアメリカ、ベネズエラが、D組にはプエルトリコ、ドミニカが参加します.アメリカがラテンアメリカを裏庭としていた旧世紀が終わり、新自由主義を克服して、新しい発展をめざすラテンアメリカと、強豪アメリカの動向も面白いはずです.
イタリアやオランダなどのヨーロッパ勢も参加しています.
世界は、動いているのに、日本は報道の姿勢から「島国根性」が重視され、広い判断ができないのは、どんなものでしょうか?