「本人は25歳と若く、第二の人生を含めて考えれば除名はかわいそうではないか」 日本相撲協会の処分だ.
この処分自体は、妥当だと思う. 若麒麟の責任はもちろんだが、日本相撲協会自身の責任の方が重大だからだ.
「識者からは『甘すぎる』との指摘も出ている」とのことだが、
「識者」は、甘すぎる. 協会の責任は、問わないのだ.
露鵬のときにおこなった薬物テストで、薬物使用の実態がわかったはずだったが、露鵬の処分でごまかした. そのツケが今回ではないか?
「国技」は、「伝統と文化」を背負っているので、「問題の根源を隠し、組織をのこす」という伝統と文化を、りっぱに継承した形となった.
再発防止委員会についても、同じことがいえる.
学校でもはっきり教えるべき「伝統と文化」だ.