TBSテレビTBSテレビ「朝ズバッ!」8月10日
長崎の「原爆の日」での、長崎市長および菅首相の発言に関して放送がありました。
菅首相は、「核抑止力は必要」!
核・基地・条約・自衛隊にしろ「抑止力論」があります。
「抑止力論」については、以下の論点があります。
◆憲法九条は、「武力による威嚇」を禁じている
◆「核抑止力容認」は、「武力による威嚇の容認」である
◆憲法99条には、公務員の尊重・擁護義務を規定している
◆したがって、公務員の「抑止力容認」は、憲法99条違反である
(伊藤 真氏[伊藤塾塾長、弁護士])
この論点を否定するためには、憲法自身を否定しなければなりません。
番組のコメンテータは、菅首相発言の「場」がよくなかったとか、発言後の態度がよくなかったとか、憲法を理解しない「菅発言容認論」をおこないました。
みのもんた氏を含め、出演者が憲法を理解しないのであれば、国民はどうして憲法を理解するでしょうか?
放送に携さわる者の責任がいかに大きいか、放送の与党・多数党寄りがいかに進んでいるかを示した放送でした。
「視聴者の会」(仮称)は、携帯サイトの開設(http://www.9-net.info)を含め、スポンサーの責任をも求めながら、放送・世論・選挙・政治の民主化の立場から活動を進めます。