南米コロンビアで、約2千体の遺体が埋められているのが見つかり、同国軍が殺害した一般市民の遺体である可能性があると波紋を呼んでいる。
野党議員や人権団体は、7日に任期を終えるウリベ大統領の責任を追及する構え。
穴の中には2004年から10年までの年を記した板が散らばっていたという。近くの住民は以前から黒い袋に入れられた遺体が軍のヘリコプターで運ばれてくるのを目撃していたという。
7日に新大統領に就任するサントス氏はウリベ政権で国防相を務めた人物で、新大統領の責任も追及すべきだとの声も出ている。(朝日8月8日)
日本では、2004年には、以下のできごとがありました。
◆1月1日、小泉首相が靖国神社を参拝
◆2月9日、イラク復興支援のための自衛隊派遣を国会が事後承認
この時期から現在までのコロンビアの情勢は、日本と同様にアメリカの従属国であり、民主主義を弾圧して、一部の支配勢力が利益を守ってきたのでした。
どこでも、一部の層が権力と利益維持のためには、民主主義の軽視・無視をはじめ、どんなことでもすることを示しています。
日本と同様に、テレビなどの報道は、コロンビアでも与党・多数党重視、少数党軽視・無視の放送がおこなわれているのではないでしょうか?
コロンビアは、ラテンアメリカの民主化の波におくれ、アメリカに従属する民主主義弾圧の数少ない国の主要国となっています。