「NHKが差し押さえで受信料を回収したとのニュース」について、以下の論点があります。
◆どこまでも金の亡者
◆公共放送の使命を自覚しているとはとても思えない
NHKは、金の亡者ではなく、立場上、司法に訴えて受信料徴収をおこなっているということだと思います。
NHKの放送には、放送法にしたがったよい放送がたくさんあり、それが受信料に支えられている以上、放送法と受信契約にもとづいて、受信料を支払うのは当然です。
一方、NHKは、放送法にしたがって、政治的に公平・論点の多角的明確化などの放送法の基準による放送をおこなうことを求められています。
しかし、現状は、多くの具体例が示すように、「与党・多数党中心、対立する少数党や、国民の論点を軽視・排除」する放送法違反が長期に日常化しています。
指摘されたように、NHKは「公共放送の使命を自覚して」政治的に公平な放送をおこなうべきです。
また、視聴者からの改善要望を長期に無視することは、放送法12条に違反しています。
NHKは、公共放送としての自覚をもたず、連日「与党・多数党中心」の放送をおこなって、世論・選挙・民主主義をゆがめています。
これは同時に、違反部分相当受信料支払いを拒むことができる民法(533条・同時履行の抗弁権)上の権利を発生させています。
NHKが改善をおこなわない限り、視聴者は、これらの権利や、消費者基本法にもとづく事業者としての責任を追及せざるを得ず、そうすることが、「国民の不断の努力」を定めた国民の憲法上の義務でもあります。
以上のように考えますが、皆さんはどうお考えでしょうか?