多数党に有利な「選挙制度・大手メディアの報道」が、世論・選挙・政治をゆがめている!
NHK受信料はその「ゆがみ」に貢献している! (最高裁は、それを否定していない)
政治の民主化を!
|
  |
|
2010年7月25日日曜日
NHKの「素朴な気持ち」は、どこまで民主主義と政治をゆがめたか?
NHKは、1952年4月28日から、ラジオ放送の終了時に「君が代」の放送を開始し、その後、総合テレビと教育テレビでも「日の丸」と「君が代」の放送を行っていることを認めています。
それは、憲法の「思想と良心の自由」、放送法の「放送の自律・政治的公平」を無視したものでした。 しかし、NHKは「国を認識するという素朴な気持ち」からだとしています。
「視聴者の会」は、実はこの「素朴な気持ち」とは、与党・多数党の論点に立ち、対立する論点の軽視・無視の立場であると理解しています。
それは、世論・選挙・民主主義をゆがめ、国民生活に多大な損害を与えてきたと考えています。
2009年5月26日、自民党国防部会防衛政策検討小委員会は、年末の防衛計画大綱改定に向けた提言案の要旨を大筋で了承し、その中で海上発射型巡航ミサイルなど(核兵器を排除しない)敵基地攻撃能力の保有を明記しました。
これに合わせて、NHKは2009年5月31日の日曜討論で、「敵基地先制攻撃容認論」を中心とする討論を放送しましたが、対立する論点を排除し、「政治的公平・論点の多角的明確化」の放送法を大きくそこなう放送となりました。(司会・島田敏男解説委員)
この放送は、1952年にはじまる「君が代」の連日放送が、実は与党・多数党の論点重視に立つ放送で、その原則が現在までつづいていることを示しています。
「会」は、そのような放送法違反放送を改善することを要望し、違反部分相当受信料の支払いを拒む民法上の権利・損害賠償請求の権利の利用などとあわせて、放送の「政治的公平」を実現させることが、民主主義と生活防衛上必要であると考えています。