約120年前1883年に、福沢諭吉は、二人の息子・一太郎と捨次郎宛ての手紙で、朝鮮王朝の使節に中国人が同行したことについて、以下のように書いています。
朝鮮より米国へ派遣の使節、・・・米国に行く使節がチャイニーズを同伴とは、あたかも乞食(こじき)穢多(えた 注)相伴ふ(あいともなう)がごとし
(福沢諭吉全集 第17巻)
(注)
穢多(えた)は、日本における中世身分制度の身分のひとつ。明確な基点は明らかになっていないがおそらく平安時代頃に始まり、江戸時代に確立され、制度上は明治時代に廃止された。現代的には「士農工商に分類されない最下層の身分を意味する蔑称」─ wikipediaより
120年後の2010年に、諭吉は最高額紙幣の肖像として拝まれ、NHKは、「だまし、だまされることが当たり前の中国人社会」と中国社会の評価をあたえています。
(2010年7月18日 NHK総合テレビ「アジアを行く日本人」)
120年の間、日本は何を学んだのでしょうか? それとも、NHKは、中国が120年前と同じだ、あるいは同じ部分があるというのでしょうか? (おそらく、そうなのでしょう)
NHKが、日本国民をだましている部分はないのでしょうか?