Q: 「公平・公正」、「不偏不党」とは具体的にはどういうことか
A: 具体的には、政治上の諸問題は公正に取り扱うこと、また、意見が対立している公共の問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにし、公平に取り扱うといったことです。NHKは、放送全体として、公平性を確保するよう努めています。 (http://www.nhk.or.jp/faq-corner/02housoubangumi/01/02-01-12.htm)
NHKの「公平・公正」、「不偏不党」について、NHKに質問をしました。
質問:
NHKは、番組終了後の「君が代」の連日放送を1952年4月28日から開始しています。(日本放送協会「日本放送史 別巻」) 「君が代」は政治上の問題であり、意見が対立している公共の問題でもあります。 NHKのこの放送は、「放送全体として、公平性を確保するよう努めた結果」なのでしょうか?
回答:
ありません。 回答できないのでしょうか?
「君が代」には、好き・嫌い、賛成・反対があります。
その「国歌化」は、与党・多数党が求めていたものでした。
NHKによる「君が代」の連日放送は、与党・多数党の立場に立ったものでした。
また、米国の政策は、皇室をも利用しながらの日本の間接統治でしたから、米国の立場に立ったものでもありました。
同時に、全国向けの放送には「強制」の性格があります。
それは、憲法の「思想・良心の自由」に反します。
すなわち、具体的には1952年以来、放送法と憲法に反した放送がされています。
また、NHKの基本姿勢としては、与党・多数党と対米従属の立場に立ったものでした。
NHKは「放送全体として、公平性を確保するよう努めている」と説明していますが、現実には放送全体として、公平性は確保されていない結果となっています。