NHK解説委員の女性は1割以下!
この「不健全な民主主義」とNHKの体質が、「与党多数党に偏り、少数党の軽視・無視の日常化」の根っこにあるのですが、より具体的には、番組制作上の憲法「NHK国内番組基準」があるとの論点をご紹介しました。
しかし、「放送の不偏不党、真実及び自律を保障」は放送の原則の一つです(放送法第1条)。 放送法を理解していれば、「与党・多数党」に偏る必要はないのです。
解説委員室を含め、番組編集ラインの上部は表向きは「番組基準」に従って放送法を無視する体質・本質をもつことは、現象として理解できますが、番組制作の現場の人たちは放送法を理解し、「健全な民主主義の発達に資する」番組を志向していることも事実だと思います。
「政治的に公平な放送」の実現のためには、視聴者・国民の自覚と放送現場の人たちの協力がどうしても必要です。 では、なぜそれがこれまで実現しなかったのか?
(つづく)