前回、現在の解説委員室の構成の中で、「政治的公平」「論点の多角的明確化」(放送法第3条)を実現させるため、放送法の原則のひとつ「民主主義の健全な発展」(第1条)にもとづいた放送の基準を考えました。
これらの方法も、新しいものですぐには採用できなきないのであれば、まだ方法はあります。
- 解説委員の一人一人が、放送法をよく理解して、放送法の第1条・第3条の実現のためどういう放送が必要かを考え、自分の基準を持つ
- たとえば、あるテーマで1分の発言を求められたら、以下の基準で発言をまとめる
- そのテーマで明らかにされている論点に対立する論点を公平に、発言時間の3分の1程度をあてて、放送する
- 残りの時間で、各論点についての解説委員自身の論点を述べる
- このような基準を随時それぞれが公表し、受信者共々検討の上、全体の基準としてゆく
宇宙ステーションから山崎さんが帰還するまで、なぜ今まで上記が実現できず、与党・多数党に偏り、少数党の軽視・無視が公然とおこなわれてきたかを検証します。 (つづく)
(NHK受付番号 613629)