◆ニュースなどの放送内容・放送時間で、国会の議席数を反映させると、以下の問題点が生じる.
- 少数党の論点が軽視・無視される
- 多数党の論点の放送が回数・時間の点で、重視される
- 放送により世論が多数党に片寄る結果となる
これは、多数党の論点であり、これまでNHKおよび民法各局がこれに近い論点を「編集」の考え方の中に持ってきたし、持っているといえます.
議席数は、選挙によって決定します.
選挙は、公職選挙法によっておこなわれます.
公職選挙法は、国会でつくられます.
国会が民主的に運営されていれば、公職選挙法は世論を正確に議席数に反映させます.
しかし、政府・与党がタウンミーティングなどで、世論を公的権力でゆがめている環境では、公職選挙法は、多数党に有利な法律となり、議席配分は、世論を正確に反映しません.
この環境で、放送が放送時間・放送回数の点で、国会議席数に関連させる放送をおこなえば、世論が政府与党に片寄って、ゆがめられる結果となります.
国会議席数に関連させる放送は、放送局側にとっては、権力の支持を受けることから、「居心地のよい編集原則」だということができます.
この編集原則自体が、「政治的公平・対立する論点の多角的明確化」の放送法に違反しています.
このサイトは、この観点からサイト運営をおこないます.
(つづく)