ニュースウォッチ9 2009年6月2日
航空自衛隊のイラクでの活動の一部については、裁判での違憲判断が最終確定しています(2008年4月名古屋高裁). 自衛隊が「戦力」である(憲法違反)との論点もあります.
放送は、この日のニュースとともに、多数党の論点に立ち、対立する論点を排除したものでした.
横浜開港150周年の行事に、自衛隊が参加して「合憲性」を宣伝したのも問題ですが、裁判の最終判断を無視して、その映像を利用することは、憲法上・放送法上問題があります.
この種の放送は、世論・選挙・民主主義をゆがめ、国民生活に損害をあたえます.
放送法違反の観点から、受信料支払いの一部を拒む権利(民法533条)が発生していると考えます. 改善を求めます.
同文: BPO、NHK中央放送番組審議会、消費者関連団体、政党など関係先