10月10日 NHKニュース
「パリ・ルーブル美術館所蔵の古代エジプトの壁画は、王家の墓から盗まれたものだとして、エジプト政府が返還を求めていた問題で、フランス政府は9日、この壁画をエジプトに返還することを決めた」とのことです.
日本が、日露戦争当時、中国東北部から「戦利品」として持ち帰り、現在「皇居」にあるという文化遺産「鴻臚井(こうろせい)の碑(ひ)」について、日本政府はどう対応するのでしょうか?
中国が返還を公的に求める前に返還するのが、当然だとは思いますが、その前に、明治以降の(福沢諭吉が思想的に推し進めた)日本の「朝鮮から中国への侵略戦争」の反省と清算も必要なのでは? 諭吉の肖像が、その反省とともに、1万円札から取り除かれなければ、その第一歩も進まないでしょう.
しかし現在の日本には、それはできない相談です.
歴代の総理大臣や国会議員が自国の憲法を無視して、公務員のまま宗教活動をおこない、日本の侵略戦争を美化しています.
日本は、第2次大戦の戦争責任を政治的にも、経済的にも、国内および近隣諸国や被害を与えた個人にに対して、世紀をこえて清算を完了していないのが現状です.ドイツとは対象的です.
まず、それからです.