NHK、民放テレビ、商業新聞で、東・こくまる氏の出演多用が見られます.
東氏は、宮城県知事ですが、同知事が「地方分権」を主張する、あるいは国政にどのような見解をもつかは、同知事の自由です.
また、自分の経歴・能力を生かしてどのように自分を売り込むのか、それも同知事の自由です.
しかし、公務員である以上、憲法を知り、憲法を守る義務はあります.
「徴兵制が必要だ」などという主張は、自由ではありません. 憲法擁護義務違反です.
マスメディア側から、同氏を多用するのは「編集の自由」でしょうか?
この「編集」は、国政の重要問題、「憲法を守るのか、変えるのか」「自衛隊の海外派兵を認めるのか、認めないのか」「消費税増税に頼るのか、反対するのか」の問題を隠して、国民の注意をほかにそらす役割を持ちます.
マスメディアが興味本位に、この話題を取り上げるのは「浅い編集」であるだけではなく、真実を隠す編集でもあります.
視聴者・読者・国民は、これらの「ダマシ」を正確に判断しなければ、年金・財政・国民生活の破壊の道をさらに進むことになります.