放送法違反相当部分のNHK受信料についての有志者の支払い保留も含め、NHK・民放・スポンサーなどに改善要望を!
なぜ、九条や憲法の軽視・無視が?

◇多数党中心の選挙制度
◇多数党中心のNHKなど大手メディア

改善要望活動で、メディアと政治の民主化を!
 
放送法違反改善の要望
NHK、民放、スポンサー、BPOなどに

多数党中心、対立する論点・特定政党排除の改善を!
議席数に関係させた重点の置き方は放送法違反!
各個別番組・テーマごとに「政治的公平・論点の多角的明確化(放送法)」を!
(クリック)
憲法の軽視・無視は、どこから来るのか?
FAXで要望を! 放送倫理・番組向上機構(BPO)御中

2011年3月3日木曜日

「編集の自由」と「公平な報道」 ─ 「取調べ全面可視化」(NHKスペシャル)に関連して

テレビ・新聞の報道には、「編集の自由」が認められ、同時に「公平な報道」が、報道の原則として求められています。
「編集の自由」の根拠: 憲法・放送法・新聞倫理綱領など
「公平な報道」の根拠: 憲法・放送法・新聞倫理綱領など

一方、報道の受け手である視聴者・読者・市民・国民には、その原則が遵守されているかどうかの判断の権利があります。
「報道の原則遵守に関する受け手による判断の権利」の根拠: 憲法・放送法・新聞倫理綱領など

報道の受け手は、立場により判断の基準が異なります。

NHKスペシャル(3月2日)で、警察・検察の取調べに関する「全面可視化」の可否の問題が取り上げられました。 

「冤罪を防ぐ立場」からは、「全面可視化」が求められます。
「検察・警察」の立場からは、「部分可視化、全面可視化には通信傍受・司法取引などが必要」との論点が出ます。

番組は、2つの立場を紹介し、コメンテータのコメントにより番組を締めくくりました。
  • 番組は、「編集の自由」により番組を編集した
  • コメンテータは、自身の見解によりコメントを述べた
  • これに対して、対立するコメントをも取り上げるべきだとの受け手の判断もある

この場合、報道はどうあるべきか?
  • 受け手の判断が異なるのは、世論が分かれているから
  • その場合には、番組はさらに双方の立場から問題を掘り下げ、対立する論点を深めた報道をつづけるべき

その中で、国民が是非・可否の問題を判断できるようにするべきです。

これは、民主主義での世論形成の原則ですが、この原則が守られるためには、報道の送り手・受けての双方向の公開の意見のやり取りが必要だと思います。

このルール確立が、報道の民主化ではないでしょうか?