資本主義では、「利潤が第一」の原則が作用します。
そこで、いろいろな問題が発生します。
- 少数の強者(生産手段を持つもの・金融システムを支配するもの)が多数の弱者を搾取する
- 資源の奪い合いが発生する(環境・自然を破壊する)
- その争いが国際化して、侵略戦争・戦力拡張競争・テロが激化する
- 歴史的に勝ち取られた民主的権利がどんどん失われる
- これに対する戦いが国内的・国際的に高まり、民主化の動きが強くなる
- 利潤第一の立場と、民主化の動きは、時と場所によりいろいろな形をとる
- 最終的には、資本主義のシステムは根本的に改革されざるを得ない ─ そうでなければ、人類は軍拡・戦争・テロ・自然破壊で自滅せざるを得なくなる
自国の民主化が不十分な国で、他国の民主化に言及するのは、あまりにも幼稚です。
その「幼稚」に「高度な自由・民主主義」の仮面をかぶせるのが、マスメディアの役割です。
その仮面の下には、少数者の情報操作のシステムがあります。
ファラオの時代の奴隷の子孫が、数千年後の2011年に、自覚を高め民主化の道を踏み出したように、どの国でも、民主化の動きはとどめることはできないでしょう。
その基礎にあるのが、民衆の自覚です。 それを自覚しましょう。