日本では、2011年3月11日、一連の山陸太平洋側を中心とする歴史的な大地震と、それにつづくツナミに襲われました。
同日、ほぼ15時46分NHK総合テレビで国会中継の最中、(私の新聞を読みながらの入浴中)「緊急地震速報」が流されました。 ほどなく、大きな地震に見舞われ、以後1時間以内に数回の大きな揺れを経験したのです。
首都では、JR、私鉄などがストップして、深夜までそれがつづきました。
それにもかかわらず、津波被害をのぞき、(非常に)大きな混乱のなかったことは、歴史的とはいえ、まだ地震の規模が小さかったことによります。
同時にそれが、金曜日であったこと(翌日が土曜日で、休日であったこと)も、被害が小さかった原因のひとつです。 もし翌日が週日であったのなら、翌日の混乱はさらに大きかったことでしょう。
福島第1原発では、非常電源が働かず、原子炉の冷却ができなくて、「原子力緊急事態」の宣言がなされました。 大事故に発展する危険性もあります。 (おそらく、これが一番の危険です。後の第2原発に関する発表でも、運転中止が伝えられました)
自衛隊・米軍も「援助」にあたるとしていますが、それは違憲性合理化の「理由」の強調のためであり、否定する必要はないが、費用対効果の非常に小さな現象というべきです。
なお、「緊急地震情報」は、東京では実際の地震の中心時より数秒早かった実績を示し、それは、おそらく歴史的な「快挙」というべきです。
また、原子炉の事故は、想定外ではすまされない、歴史的な人為事故ともいうべきです。