この内、女性の解説員は4名です.
この比率は、9月21日の放送「新政権 どうなる内政 どうする外交」にも反映されて、解説員12名の出席のうち、女性解説員は1名でした.まるで、女性参政権のなかった時代のようです.
放送法では、「健全な民主主義の発展に資する」こと(第1条)が決められています.
このような構成では、「健全な民主主義の発展」は期待できるでしょうか?
解説内容を見ても、放送法上の問題があります.
上記番組の「外交」の部では、日米軍事同盟・核の傘の肯定・容認の(旧)政府・与党・多数党の論点が主流でした.
この背景には、NHKの基本姿勢である与党・多数党重視の傾向があると考えられます.
しかし、放送法は「政治的公平」を求めています.
上記の現状は、放送法違反です.違反は、世論・選挙・民主主義をゆがめます.同時に、「受信料支払いを拒む権利」(民法・同時履行の抗弁権)を発生させています.
改善が求められていますが、解説員の構成と人選について以下の提案をしたいと考えます.
- 解説分野ごとに、男性・女性の解説員を置くことを原則とする.
- 対立する論点の公平な解説をおこなわなかった解説員は、放送法第3条にもとづいて、排除する.
- 人選にあたっては、視聴者の意向を反映させる.具体的には、解説にたいする受信者の感想・意見を求め、それを公表し、その集計結果を人選に反映させる.
同文:BPO、政党、消費者関連団体(放送例をもとに、民法・消費者基本法などの規定を利用した改善要望運動を長期・拡大的におこないます)
[NHK受付番号 524904]