明治以来の百数十年の日本の政治の歴史は、「国民だまし」の連続でした.
◆日露戦争(1904~1905年)を「自衛のための戦い」と国民に押し付けてきた.
「坂の上の雲」の作者・司馬遼太郎は、同書第1巻の「あとがき」で、秋山兄弟がいなければ「日本列島は、ロシア領になっていたかもしれない」と書いた.
作者は、同書を「フィクションを禁じて書いた」と講演で言っている(朝日文庫「司馬遼太郎全講演5」).
NHKは、大河ドラマ「坂の上の雲」で、その歴史観を放送することになっている.(2009年末予定)
◆帝国主義戦争に狩り出し、そこで殺された国民とその家族をだますために「靖国神社」がつくられた(1810年).
そのころ、福沢諭吉は「バカとカタワに宗教、丁度よき取り合わせ」(福沢諭吉全集第20巻)と、「靖国」は国民だましの道具であることを知っていた.
◆1943年、7歳の美空ひばりは父の出征にあたり「九段の母」を歌わされた.子供までもが国民だましに使われていた.
◆戦後(太平洋戦争後)米国は占領政策として、戦争に責任のある昭和天皇や戦前の外務官僚(吉田茂)を利用して「国民だまし」の制度を継続・強化させた.(数日前の2009年9月16日まで、吉田茂の孫が総理大臣をしていた)
◆ノーベル平和賞をだまして受けた佐藤栄作元総理は、「核密約」を準備した.
◆その兄(岸信介)は、A級戦犯容疑者であった.その孫(安倍晋三元総理)は、小泉純一郎元総理と同様、憲法を知らないふりをして、現職(公務員)を辞さないまま、宗教活動をおこなった(国の機関の宗教活動の禁止・公務員の憲法遵守義務の憲法違反)
◆前総理大臣・麻生太郎(氏)は、現職総理として「核密約はない」と答えている.
◆NHK日曜討論(2009年5月31日 島田敏男解説員司会)では、放送法に違反して核抑止論・専制攻撃容認/黙認論だけを放送し、対立する論点を放送しなかった.
◆鳩山政権は、「4年間は、消費税を上げない」といっているが、4年後以降はどうなるのだろうか?