新聞広告やテレビ広告に比べれば、国内のインターネット広告は堅調。 しかし不況で当面は厳しい状況が続きそう ─ この指摘に対してのヤフージャパン社長・井上氏の答えです。
「ヤフージャパンがうまくいったのは、日本人が運営したからだと思っている」とも答えています。
このサイトでは、それは以下によると考えています。
- 日本のインターネット利用が、日本語中心となっていて偏っている。
- 他の非英語圏に比較しても、インターネットのコンテンツ側の利用がまだ未熟な段階にある。
MSは、その地位を維持するため、次々とウィンドウズを改定してきましたが、改善の面と改悪の面が共存し、とくにVistaでは、目先の変化を重視し、速度を犠牲としました。
一方、利用側にはMSのビジネス以上のニーズがインターネットの利用技術を進歩させています。
- MSのブラウザー・IE(インターネット・エクスプレス)を超えた使いやすいブラウザーが機能と利用者を増やしている
- ユーザーのデータをユーザーのPCあるいはサーバー上には置かず、インターネット上に置き、企業や団体内のデータ共有・安全・コスト削減・利便性でPCの枠を超えた「クラウド」の利用が進行している ─ この考え方ではグーグルが先行している
おそらく、ヤフー・ジャパンの優位性は、国内ユーザーの「日本語中心文化」のニーズにのみ立っているので、日本という小さなマーケットでの優位性以上に進化する要素はないのではないでしょうか?