放送法違反相当部分のNHK受信料についての有志者の支払い保留も含め、NHK・民放・スポンサーなどに改善要望を!
なぜ、九条や憲法の軽視・無視が?

◇多数党中心の選挙制度
◇多数党中心のNHKなど大手メディア

改善要望活動で、メディアと政治の民主化を!
 
放送法違反改善の要望
NHK、民放、スポンサー、BPOなどに

多数党中心、対立する論点・特定政党排除の改善を!
議席数に関係させた重点の置き方は放送法違反!
各個別番組・テーマごとに「政治的公平・論点の多角的明確化(放送法)」を!
(クリック)
憲法の軽視・無視は、どこから来るのか?
FAXで要望を! 放送倫理・番組向上機構(BPO)御中

2010年1月11日月曜日

NHKの「半世紀前の政治感覚」

NHKの「日曜討論」(1月10日)で、解説員・影山氏は、NHKが「半世紀前の政治感覚」であることを示しました。

番組では「(日本共産党は)『マルクス・レーニン主義』 の政党」という表現が用いられました。

この表現は、以下の性格のものです。
  • 米州機構(OAS)が1962年に、「マルクス・レーニン主義を支持することは米州システムと両立しない」ことを理由に、「キューバ排除決議」を、米国の主導でおこなったときに使用した
  • この「排除決議」は、2009年4月の米州機構(OAS)総会で、中南米諸国の一致した要求で、米国もふくめ全会一致で、無効とすることが決議された
NHKの半世紀前のアメリカの政治感覚」がはっきりしたのは、皮肉なことです。

志位委員長の「マルクス・レーニン主義』 という言葉は、いまは使っていない」との指摘に対して、影山解説員は、「科学的社会主義ですね」と応じましたが、このやりとりで以下があきらかとなりました。
  • 放送法の不偏不党・真実及び自律の保障、民主主義の健全な発達に資すること、政治的公平を守るべきNHKが、反対に半世紀にわたり、アメリカと、それに従う政府の政治的立場に立っていたこと
  • 世論に影響をもつNHKの「アメリカ寄りの政治的立場」は、「核密約」など国民をだます反民主主義政治の容認・維持・助長に役立ってきたこと
  • NHKは、半世紀以上前の(正しくは戦前からの)、国内政治・国際社会の民主主義をめざす運動に対する(政府側の)反感の立場・現在ではアメリカ政府もあきらめつつある立場で、世論をゆがめる結果となる表現を意識して用いていること。 それは、歴史の現状と放送法の精神と条文に反していること
改善を求めます。 

以上にかかわらず、NHKには民主主義の発達に資するすぐれた番組も多くあり、それは放送法の精神に一致していて、その部分相当の受信料については、積極的に支払うべきだと考えています。

NHKは、政府多数党に近いのではなく、視聴者・国民に近くあるべきです。