NHK経営委員長は、国会で「『公平・公正、自主・自立』を堅持しなければいけない」といっています.
視聴者側は、放送を視聴して「公平・公正」については、客観的に判断できます.
しかし、「自主・自立」をどのように確認することができるでしょうか?
番組が、おおむね「公平・公正」であったとしても、「自主・自立」でないこともありえます.
- 番組は、送る側と受ける側の双方の関係の中から生まれると考えれば、送る側の公の指摘で検証されることは、ありえます.
- しかし、守秘義務上、あるいは職制上、内部情報を外部に出すことは一般には困難ですから、受ける側の判断基準は1つしかありえません.
- それは、番組が公平・公正であるかどうかです.
- しかし、受ける側は、常時番組をみているのではないので、客観的に全体的な判断をもつことは、かなり困難です.
- そこで報道番組などにおいて、対立する論点が顕著で、国民生活に重要な意味を持つテーマについては、局側がテーマ別・論点別・放送時間/放送時間帯別の放送データと放送予定を常時公表することが求められます.
- 視聴者はそのデータと実際の放送を比較して、全体として公平かどうかを判断することができるようになります.
この問題は、解決しなければならない問題です.